交通事故（むちうち）、スポーツ障害、不妊、マタニティ、産後ケア、アトピー、キッズ整体、自律神経、
原因不明な様々な症状の治療が得意な東広島市西条町寺家のてらお接骨院　院長：寺尾です。

今年も熱中症で搬送されたというニュースをみかけるようになってきました。

残念ながら熱中症の危険性について正しく認識しておらず
甘く見ておられる方がまだまだ多くおられます。

熱中症は正しく対処できればすぐに回復しますが、
処置を誤ると命の危険がありますし、
数か月から年単位で後遺症に悩まされるようになる可能性もあります。

熱中症の後遺症には次のようなものがあります

・中枢神経障害

・高次脳機能障害

・嚥下障害

・小脳失調

・失語

・歩行障害

・パーキンソン症候群

・自律神経失調症

熱中症でこれらの後遺症が起こることをご存知でしたか？
脳卒中を起こした際に起こるような後遺症が熱中症の後遺症でも起きてしまいます。

熱中症の症状の重さ

Ⅰ度（軽度）、Ⅱ度（中等度）、Ⅲ度（重度）の3段階で評価します。
それぞれの症状は次のとおりです。

Ⅰ度の特徴的な症状

・生あくび・めまい・筋肉痛・こむらがえり・立ちくらみ・大量の発汗

Ⅱ度の特徴的な症状

・頭痛・集中力の低下・判断力の低下・嘔吐・虚脱感・だるさ

Ⅲ度の特徴的な症状

・意識障害・全身のけいれん・体温上昇

後遺症を残しやすいのは、やはりⅢ度です。

Ⅲ度に進ませないことが大切！！

熱中症が一気にⅢ度に行くことはまれで、
普通はⅠ度からⅡ度へ、そしてⅢ度へと段階的に進みます。

ただ、Ⅰ度の段階では、症状は生あくびやめまい、筋肉痛などなので、
この状態では救急車を呼ぶことをためらってしまう方も多いと思います。

しかし、Ⅰ度の段階で処置はすぐに行ってください。
これがⅢ度へ移行させない為の予防となります。

次回はその対処法などについてお知らせします。

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